日本の医療をまるごと輸出!カンボジアで勤務するナース・助産師を募集中!

首都プノンペンにある複数の診療科をもつ日本式の病院。北原グループからは医師や看護師、助産師、コメディカル、バックオフィスなど20名以上の日本人スタッフを派遣している。

サンライズジャパン病院の外観

カンボジアってどんな国?

カンボジアは近年、急激な経済発展を遂げていて、コロナ禍後の2023年にも5%前後の成長率を記録しました。首都プノンペンでは高層ビルの建設ラッシュが続き、新しい商業施設や新興住宅地開発のプロジェクトが相次いでいます。――では、医療はどうでしょうか?

1970年代後半に起きた内戦で多くの医療従事者が粛清された影響で、現在に至るまで医療の質・量ともに不十分な状態が続いています。そのため、カンボジアの富裕層や中間層の多くは、質の高い医療を求めて年間20万人以上がタイやシンガポールへ渡航しています。

海外で治療を受ける背景には、「国内に信頼できる高度医療が少なく、やむを得ず国外に行くが、本当は国内で良質で手頃な治療を受けたい」という患者の切実な事情があると言われています。例えば、タイの大病院でMRI検査を受けた場合、検査費用約750ドルに加え、航空券・宿泊費・通訳費などを含めると総額1,500ドル近くに達するとの試算があります。これは2023年時点のカンボジア一人当たりGDP(約1,917ドル)にも匹敵する金額で、多くの家庭にとっては大きな負担となります。

カンボジアは経済成長と医療の発展が極端に乖離してしまった国と言えるでしょう。

トンレサップ川対岸からみたプノンペン中心部
トンレサップ川対岸からみたプノンペン中心部
カンボジアの低所得者向け国立病院の病室の風景
カンボジアの低所得者向け国立病院の病室の風景

そんな状況を打開するために私たちが出した答え

これまでに日本や欧米の支援でおこなわれてきた建物や医療機器の寄贈、継続性のない短期的なボランティアの介入では、カンボジアが抱える医療の課題を根本的に解決する事は難しいと思われます。

高度な医療機器があっても、それを使いこなす腕を持つ医療者がいなければ宝の持ち腐れになってしまいますし、機器を点検・保守する体制がなければ安全に使用することはできません。また、短期ボランティアで来てくれる日本や欧米からの外国人がいても、その人たちが帰ってしまえばまた元の状態に戻ってしまいます。

北原グループが目指しているのは、カンボジア人による、カンボジア人のための医療の確立です。
日本人が海外で医療を提供するための補助や通訳として、カンボジア人スタッフを雇うわけではありません。
ゆくゆくは、日本人がいなくてもカンボジア人スタッフだけで高度な医療が完結する体制を構築することを、最大のGOALとしています。

サンライズジャパン病院でのリハビリ風景
サンライズジャパン病院でのリハビリ風景
日本人スタッフによる人工呼吸器の講義風景
日本人スタッフによる人工呼吸器の講義風景

カンボジア事業全体について詳しく知りたい方はこちら

【2025年】サンライズジャパン病院の概要と求める人材について

現地赴任スタッフの職種と人数

看護師4名
助産師3名

現在の募集状況

看護師管理職1名
臨床コンサルタント1名
病棟看護師1名
助産師1名

⬇ 看護師のみ採用説明会を定期開催しています。

応募資格について

語学力英語能力|CEFR:B1相当以上
看護スキル正看護師として臨床経験4年目以上必須
ICU・脳外科・管理職・リーダー・プリセプター経験優遇

募集要項

雇用形態有期契約(任期満了後に医療法人社団KNIへの雇用切替も可能)
勤務地サンライズジャパン病院(カンボジア王国プノンペン市)
給与日本国内と同水準* + 手当 *北原グループの規定による
手当住宅手当
赴任・帰任手当
一時帰国手当
職員食事割引
海外旅行保険
現地までの渡航費
現地労働許可取得
現地医療ライセンス手続き 等

採用エントリー方法

国内勤務(北原国際病院、北原リハビリテーション病院など)とは募集要項、勤務条件、応募ルートなどが異なりますのでご注意ください。

国内勤務希望の方の募集情報はこちらから

提出書類・履歴書(法人指定書式)
・職務経歴書(指定書式なし)
・資格免許の写し
・PROGOSスコア(スコア画面のスクリーンショット)
応募方法メールにて提出書類のデータを送付
提出先メールアドレスrecruit@kitaharamsi.com
北原グループ海外事業採用担当 加藤宛

カンボジア事業の沿革

2009

ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)委託調査事業 ―― カンボジアにおけるヘルスケア産業と人材開発(HHRD:Healthcare and Human Resources Development)プロジェクトを立案

2011

経済産業省 「日本の医療機器・サービスの海外展開に関する調査事業」 委託によりフィジビリティ・スタディを実施

2012

カンボジア国立病院内に脳卒中集中治療室(SCU)設置

国立のコメディカル養成機関TSMC(Technical School for Medical Care)での教育活動を開始

プノンペン市内で脳神経外科・リハビリテーションクリニックを開設

2014

プノンペン・チョロイチャンバー地区にサンライズジャパン病院を着工

サンライズジャパン病院採用のカンボジア人スタッフの長期日本研修を実施

2016
2018

小児科を開設

2020

産婦人科を開設

2023
2024

循環器内科を開設